ヒマラヤ登山記 前編

2019年12月22日 ネパール・カトマンズより

年越しをどこで過ごすかというのは自分にとってはなかなか重要な問題である。

自宅や実家でまったりなんてのももちろん素敵だがなんやかんやここ5年くらいは旅先で過ごしているな。

2018-2019はオーストラリアのアデレードでシェアメイトと共にバーに行ってから海岸でカウントダウン。

2017-2018もオーストラリア。イニスフェイルという小さな町のバナナファームで働いていた。そこでシェアメイトと年越しパーティー。

料理男子がいたから飯が豪華だったな…

2016-2017は世界一周中でアメリカのサンフランシスコにいた。海岸で花火を見ながらカウントダウン。

2015-2016は屋久島で出会い仲良くなった旅人に会いに埼玉から大阪へいってその帰りに明石大橋によって初日の出を見た。

2014-2015は茨城の大洗磯前神社の日の出と鳥居の景色を撮りたくて年末年始一人旅。金もないのでネカフェに泊まった記憶がある笑

全然実家に帰ってない親不孝者…ちなみに2020-2021は実家で過ごしました。

コロナがなければ屋久島でも再訪しようと思っていたが旅行もできないし。

 

話が逸れたが2019-2020年の年越しをどこで過ごそうかと考えていて自分がこれにしようと決めたのはヒマラヤトレッキングであった。

ヒマラヤトレッキングの存在自体は以前から知っていた。

往復で12日かかる上に高度もあるのでなかなかハードではあるとのことだが人生において自由な時間も今くらいかも知れんし体の動くある程度若いうちに行ってしまいたいなとは思っていた。

シーズンで言えば夏に行くのが普通であるが冬でも登れないこともないらしい。

もちろんクソ寒いみたいだけどまあ防寒すればなんとかなるだろう…人も少ないしすいてていいんじゃない?という適当な感じで行くことに決めた。

そもそもヒマラヤトレッキングといっても一般人が行けるのはベースキャンプの拠点となる標高5300m地点とその周辺くらいまでである。

ネパールが定めるトレッキングの定義が6000mまでとかでそれ以上に行くには許可証とか高額な入山料とか必要になってくるとかなんとか。

今回のトレッキングであるが珍しく一人ではない。

地元の友人でありカメラの師匠でもあるM氏が一緒に行ってくれることになった。

彼とはかれこれ小学校から20年以上の付き合いである。自分がオーストラリアでのワーホリを終え旅の続きを再開する少し前のタイミングで彼も海外放浪に出るということで都合が合えばどこかで合流しようかと話していたのだ。

それならヒマラヤトレッキングはどうか?と誘ってみたところ行くか、という話になった。まあそんな山登りとかするタイプじゃないので大丈夫かなと心配していたけど…

まあなんとかなるっしょ。最悪途中まででも良いから一緒に行こうと決まった。

集合日時は12月22日。

2年間のオーストラリア生活を終え貯まった金で東南アジア、スリランカと周りその足でネパールのカトマンズへ。飛行機は予定通り午後2時頃に空港へ到着した。

12月のカトマンズは少し肌寒く感じた。いまままで東南アジアとか暑いところを旅していたからな…オーストラリアは夏だったし。

空港のATMで現金を調達しタクシーで安宿のタメル地区へ向かう。その後は地図を確認しながら歩いて待ち合わせ場所の宿へ。

M氏と久しぶりの再会。前回の帰国以来だから2年半ぶりくらいかな?お元気そうでよかった。

彼は一週間ほど前からカトマンズ入りしておりストリートフォトを撮るのにひたすら歩きまわっていたようだ。

すでに結構周辺地域に詳しくなっていた笑 とりあえず一緒に飯を食いに行く。

その辺の飯屋で適当にネパール料理を注文。ネパール料理はかなり日本人好みの味付けだと思う。美味しかったです。

今日はもう夜になってしまったのでそのまま宿でゴロゴロと過ごす。明日明後日は軽い観光と足りない登山道具揃えるためにお買い物dayだな。

 

2019年12月23日

この宿は安宿であるが朝食付きだ。というかカトマンズはかなり宿が安い。最安なら一泊200円くらいのところまである。物価も安いしこりゃあバックパッカーが沈没するわけだ…

朝飯のトーストをいただいた後は飛行機のチケットを買わなければならない。

ヒマラヤトレッキングであるがカトマンズが出発地ではなく小型機に乗って拠点の町ルクラへ向かわなければならない。

チケットは宿のツアーオフィスでも聞いてみたがネットの方が安そうなのでネットで購入した。

無事購入完了しe-ticketをチェック。その後は少し観光へ。

近くにあるモンキーテンプルへ向かう。

入口へ到着。

お猿さんがいますねえ。

ネパールっぽいなあ。

お犬さんもいますねえ。

階段を登っていく。結構大変だな…

途中には売店も。

途中で入場料を払って山頂へ到着!

眺めがよい。白く靄っているのは大気汚染です。

カトマンズの大気汚染はなかなかひどい。住民はみんなマスクをして過ごしているくらいだ。噂によると一日外を歩きまわるとたばこひと箱吸ったくらいのダメージが肺にいくらしい。

このカラフルなタルチョを見るとチベット仏教を感じる。中国の東チベットを思い出すな。

そしてマニ車。

チベット仏教ではこれを回しながら参拝するのだが回すだけで経文を唱えるのと同じ功徳が得られるのだとか。便利だ。最近では電気で回るソーラーマニ車もあるとか…それはいいのか?笑

ちなみにタルチョは風に吹かれるだけでその効果が得られるようです。これも便利。

お猿さんいっぱいでかわいい。

個人的ベストショット。

蝋燭もよいですね。

満足したところで階段をくだり街中をブラブラ。

川がきたねえなあ。

牛もおります。

町の様子。

ネパール餃子のモモを食べ歩いたり。

カトマンズのこの電線のわちゃわちゃ感がとても好き。

でも何か所も撤去の工事してたからあと数年後にはこの景色もなくなっているかも知れんな。

軽く観光も終えたところで登山道具を探しに行く。

何件か回って目星をつける。試着タイム。

まあ明日も時間あるし明日買えばいいかってことで夕飯を食べに行く。

ジンジャーレモンとトマトラーメン。体にいいもん食って栄養付けなくちゃな。

宿へ戻って今日はまったり。

2019年12月24日

今日は登山道具探し。

自分はジャケットでも一つ買えばおっけーって感じだったけどM氏は防寒着全然持ってないみたいで一通り買うみたい。

カトマンズには一流ブランドの偽物がかなり安く売っている。ノースフェイスが1500円とか笑

見た目は結構しっかりしてるし適当に店をまわって一着購入。かっこいい。ちなみに今でも愛用してます。

まあファスナー周りがすぐ壊れたけど…

あとは水筒を買った。これもすぐ壊れた…笑

ポールなんかもあった方がいいかなと思ったけどまあ向こう着いてからでも買えるし荷物になるからとりあえず保留かな。

あとは厚手の靴下とか手袋とか小物を購入。

携行食もいくつか準備しておく。山で買うと高いらしいので準備できそうなものはカトマンズで用意しておくことにした。

お酒も忘れずにね。

ということでひとまずの準備は整ったかな。後は明日の出発を待つのみだ。

 

と思ったがここで問題が発生した。

M氏が体調不良になった。

ダルさと吐き気がひどいらしい。

心配だがこれはどうなるか。とりあえず早めに休んであとは明日の朝の体調で判断するしかないか…

2019年12月25日

朝になった。飛行機の出発はかなり早いので辺りが暗いうちから目を覚ます。

そしてM氏だが…

 

昨日よりひどい状態だ。

 

というか夜に吐いたらしい。これは一緒に行くのは無理だな…

冷たいかもしれないが自分はここで一緒に待つわけにはいかない。元々一人でも行こうと思っていたしネパール後の旅の予定もある。

ここでじゃあ俺も行かないわ、というのはM氏にも失礼な行為だ。

しかし出来ることなら一緒に登りたい。妥協点として自分は先にルクラへ向かい少し待機して様子を見ようということになった。

残念だがこればっかりはしょうがない。一人でタクシーを拾い空港へ向かう。

ルクラへの飛行機だがこの航路はなかなか危険らしく風が強いとすぐに欠航するらしい。なので遅れるのが普通とのこと。運が悪いと何日か飛ばないとか。

この日は5時間程遅れて昼過ぎにやっと出発のアナウンスが流れた。

バスで小型機まで向かい遂に出発。

小さいながらもCAの方も一人乗って機内で飴をくれた。

ここまで小さいプロペラ機に乗るのは初めてだったのでわくわくした。まあ少し怖かったけど笑

飛行機から。

一時間ほどのフライトの後、無事にルクラに到着。

滑走路はめちゃめちゃ短かった笑

飛行機を降り荷物を受け取り空港を出る。

「ガイドはいらんかねー」と声をかけられまくるがとりあえずスルー。

ルクラの街はとても小さい。大通りは一本だけでそこの両側に登山用品店や宿が並ぶ。

殆どの人はここをスルーして登山を始めるのだがM氏を待ちたいので適当に宿を取ることにした。

オフシーズンということもありどこも空いているので問題なく宿は確保。Wi-Fiも使えるしいいだろう。

ヒマラヤトレッキング中の宿はどこも大体一泊500円くらいで泊まれる。飯やら飲み物やらも注文するとメモしといてもらえてチェックアウト時にまとめて精算だ。

腹も減ったのでとりあえず炒飯を注文。ネパール飯は日本人の舌に本当にあうのう。うまい。

やることもないし寒いので布団に潜り込んでずっとゴロゴロと過ごす。

夕方になるとオーナーが「夕飯は何時にする?」と部屋にやってきた。

準備もあるのでメニューと時間は予め決めないとみたいだ。まあまあの僻地だしこういったシステムになるのも納得。

夕飯はカレーパスタを注文。これもうまい。

夕飯時に明日の朝食もオーダーしておく。

飯を食って満足したところで部屋へ戻る。夜になって更に冷えてきたのでまたもや布団に潜り込んでそのままダラダラと過ごす…

 

2019年12月26日

朝食の時間もある程度決まっているので早起き。

朝はフレンチトーストを頂いた。優雅な朝だ。

飯のあとはのんびりしてから少し町の様子を見に行くことにした。

メイン通りはこんな感じ。

メイン外は村って感じでのどか。

チベットらしい寺院。

自然が素晴らしい。

ヤクもおる。

凍っとる。

バザーみたいなんやってた。

ちょっと歩いたらもうやることねえな…

宿に戻ってスープとモモを食す。

あとはスマホいじりながらダラダラと過ごす。

そしてここでグッドニュースが!

M氏であるが体調も少し回復したようで明日にはこっちに来れるそうだ!

本当によかった…一人で登るのはやっぱり寂しいからな。

あとは明日を待つのみだな。

この日の夕飯はカレーを食いました。野菜たっぷり。

しかし本当に良かった。待つ判断で正解でしたな。彼にはだいぶ無理をさせているが…

明日を楽しみにしてこの日は就寝。

 

DAY1 2019年12月27日

Lukla ルクラ(2780m) 

↓ 13km

Monjo モンジョ(2830m)

のそのそと起床し朝飯をいただく。

この日も飛行機はやっぱり遅れているようで彼の到着は昼頃になりそうだった。

なのでだらだらと過ごす。

昼頃になったので空港まで迎えに行く。

そしてついに再会!

相変わらず顔色は悪かったがとりあえずは動けるとのこと。ほんと無理させてすまんねえ…

ひとまず宿へ戻って一緒に昼飯を食う。

この町でゆっくりさせたいところだが今後の予定もあるのですぐに出発しなくてはならない。

お世話になったオーナーにお礼を告げいざ出発。

今日はとりあえず目星をつけておいたMonjoという町まで向かう予定だ。距離は13km。

13kmと聞くと長く感じるかもしれないが初日のルートは平坦な道が続くのでそれほど大変なわけでもない。M氏にはツラいだろうが…

途中にいくつかチェックポイントがある。パスポートチェックしたり入山料払ったり。

馬もおります。

ヤクもおります。

エベレスト登山と聞くとひたすら山道を登るようなイメージかも知れないがこの街道は普通に生活道路です。

レストランもロッジも町もたくさんある。

途中で休憩をはさみつつお昼ごはん。

元気になったところで出発。

畑仕事している人を横目に進んでいく。

吊橋を渡ったり。

途中からM氏の荷物も担いでいたのでなかなかにハードだ…

ひたすらにあるき続けもういっちょ吊橋を渡り最後の階段をのぼる。

あたりが薄暗くなってきたところでやっとMonjoへ到着した。目星をつけておいた宿へ。

一息つけるぜ…

Monjoでは空いている宿も少なかったのでほとんどのトレッカーがこの宿へ集っていた。

ストーブの火が温かい…

この宿もスタッフがメモしてくれる方式でした。

腹も減っていたので食事を頼む。

この日はじゃがいもにチーズかけたやつと辛ラーメンみたいなやつを食べた。

疲れた身体に温かいものが染みる…

その後はすぐに就寝。明日も早いぞ。頑張ろう。

DAY2 2019年12月28日

Monjo モンジョ(2830m)

↓ 5.4km

Namche Bazar ナムチェバザール(3440m)

目を覚まし朝食をいただく。

すでにかなりの寒さだけどこの先が心配だ…

朝食はりんごののったお粥みたいなやつを食べたけどあんまり美味しくなかった…

まあそんなこともあるだろう。海外だと結構これは主流の朝食だけど(Porridgeってやつ)普通のご飯のがうまいと思う、じゃあ頼むなって話。

とはいえ腹も満たされたので出発するか。

今日は標高3440mのナムチェバザール(Namche Bazar)を目指す。

この町はヒマラヤトレッキングの拠点となる大きな町だそうだ。店もいっぱいあるようなので快適に過ごせそう。

M氏は相変わらず体調悪そうだったけどもう少し頑張ってもらおう。

この日は5.4kmほどの距離だったのでそれほど大変でもなかった。

まあそれなりに登るけど。

たいして写真もとってないので適当に貼りましょう。

M氏のリュックも背負っているとかなり頑張ってる人みたい。

ちなみM氏はネパール人みたいな顔をしているので通行人には「現地人が観光客に荷物を持たせている?」みたいな不思議な目で見られていた笑

そんなこんなで到着した!

ナムチェバザールは大きな町だった。お店も宿もいっぱいある。

日本人御用達みたいな宿があるらしいので向かってみる。

オーナーは日本語ペラペラで面倒見のいいおっちゃんでした。

部屋も綺麗だしWi-Fiもサクサクでゆっくりできそうですね。あの三浦雄一郎氏御用達のお部屋を案内してくれた笑

ヒマラヤトレッキングでは標高が高いこともあり高度順応をしたほうがいいらしいのでここには2泊する。

M氏も調子悪そうだしのんびり休みましょ。

まだ揃ってない道具もいくつか買わないとだしね。

明日は一日ゆっくりできるしこの日はのんびり過ごしました。

ということで長くなったので後編へ…そのうち書きます。

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2021年9月14日 tomoyoshi fukatsu

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