スコットランドでウイスキー

2017年5月1日 スコットランド・エディンバラより
二泊もしてしまったアイルランド・ダブリンの空港にて早朝に目を覚ます。
今回利用したRyanairはヨーロッパではメジャーな格安航空会社。とにかく値段が安い。今回のフライトもなんと2000円くらいだった。
しかし注意点もある。
・事前のチケット印刷
・チェックインカウンターでのビザチェック
を個人でやることが必須。これを怠ると40ユーロくらいの罰金を取られるとのことで少々ビビっていた。
とはいえロンドン滞在中に印刷は済ませておいたしビザチェックも一瞬で終わったので問題なく乗り込めた。
スコットランドのエディンバラまでは1時間ちょいのフライト。
うとうとしていたらあっという間についた。
エディンバラに着いたはいいが宿のチェックインにはまだ早い。またまた空港で休ませてもらおうか。
と適当なベンチで横になっていたらここでも職員に起こされる。
飛んできた航空券見せろだのパスポートのスタンプ眺めながら色々質問されたり…
そんなに怪しいのか俺は…まあ髭面の小汚いアジア人だししょうがないか…
宿の予約メールを見せながらホテルのチェックインまで時間があるから少し休ませてもらっていると説明してなんとか解放された。やっぱ先進国の空港は厳しいのだなあ。
居心地も少々悪かったので休憩は早めに切り上げバスに乗り込んで中心街を目指す。
チェックインの一時間くらい前にホテルに着いてしまった。まあ大丈夫だろうとスタッフにチェックインをお願いしてみたけれど入れてもらえなかった。やはり先進国は厳しい。
荷物を預かってもらい少し散歩にいくか。
エディンバラは街全体がまるで城塞のようででめちゃ綺麗だった。

日本食屋もあるよ。入ってないけど。

ハリーポッターグッズもたくさん。

少し歩いたところで宿に戻りチェックイン。二日も空港泊してしまったから久々にベッドで休めるぜ…
シャワーを浴びてすっきりしたところで疲れもありいつの間にか眠っていた。
目が覚めたら夕方。
せっかくだし夜景を撮りに行くか。
ということでエディンバラの夕焼けスポットの丘へ向かう。
しかし今日は天気も悪かったので夕焼けは見えず…


その後はエディンバラ城のライトアップを見たりしながら町を歩いて宿に戻る。


この赤い電話ボックスイギリス味あるな!と思って撮っていたら犬の散歩中のおやじに「俺を撮ってんじゃねぇ!」などと絡まれたが上下ジャージのおやじを撮るもの好きもいないだろ…

久々のシャワーとベッドに癒され就寝。明日はウイスキー飲むぞ。
2017年5月2日
昨年の8月2日に日本を出て早いものでもう9か月目。
そして今日は旅に出る前からの夢であったスコットランドでウイスキーを飲む日。
記念日に相応しいじゃないか。
とか言いつつ当日はこの日が9か月記念だということを忘れていたけど…
朝食に昨日買っておいたコーンフレークを頬張ってからいざ出発。
こちらが本日のメイン「The Scotch Whisky Experience」


アイルランドの博物館のようにこちらでもコースを選べる。
シルバーツアーだとツアーと一杯の試飲のみでゴールドツアーだとツアーに一杯の試飲、そしてツアー後に4種類のウイスキーをテイスティングできる。さらにグラスももらえる。もちろん後者を申し込んだ。
入場するとまずはホーンテッドマンションのような乗り物に乗ってアトラクションのようにウイスキーの説明を受ける。音声は日本語対応だった。ありがたいね。
その後なぞの厚紙を受け取る。この紙をこするとスコットランド地方5種類のウイスキーの香りが楽しめるとのこと。

スコットランドのウイスキー生産地は5つの地方に分かれている。
ハイランド (Highland)スペイサイド (Speyside)ローランド (Lowland)アイラ (Islay)キャンベルタウン (Campbeltown)
だ。
自分はウイスキーの中でもスコッチが一番好きなので本当はこの5つの地方を巡る旅がしたかった。蒸留所巡りとか。
というかスコッチのなかでもアイラモルトが特に好きなのでアイラ島には是非とも行ってみたかった。スモーキーな香りがたまらん。
いやもうマジで行きかった。それぞれの蒸留所を巡りながらテイスティングツアーなんて出来たらもう言うことはないですね。
ほんとイギリスは見たいものがいっぱいある。北アイルランドにある最古の蒸留所オールドブッシュミルズも行きたかったし。これはスコッチでなくアイリッシュだけど。
あとはビートルズ関連の地も巡りたかったな、思い出のマーニー原作の舞台でもあるノーフォーク州も行きたかった。
スコットランドならネッシーで有名なネス湖も忘れてはいけないだろう。UMAファンの聖地でしょ。
また話がそれてしまった。まあ今回はエディンバラだけで我慢します。
5つの地方に関する映像を見ながら紙をこすり匂いを嗅いでみる。
…うーんそんないい香りでもないな。なんかウイスキーってか紙の匂いが強すぎるような…
その後はガイドさんの説明を受けながらいよいよ試飲タイムへ。
机がライトアップされ先ほど説明を受けた5つの地方から自分が気になる地方を一つ選ぶ。
5色のライトからひとつを選びグラスを置くと注いでくれる。なかなかおしゃれな演出だ。ここでは何のウイスキーが注がれるかはまだ内緒。

自分はアイラが好きなのでアイラを選択。
そして皆で乾杯。
うまい。銘柄はわからんが。
ただうまいとしか言えない。
スタッフがウイスキーグラスでのテイスティング方法を教えてくれたり。皆でマネしながら飲む。そしてグラスを片手に次の部屋へ進む。
この空間はまさにウイスキーの博物館だった。



様々なウイスキーが所狭しと並べられている。
この空間で飲めるってのは贅沢ですなあ。
ここで先ほどテイスティングした五種類のウイスキーの説明も。

今回選んだアイラウイスキーは「カリラ 12年」だったようだ。昔バーで飲んだことがあるけどいいやつですねい。
4500円くらいかな?上品なお味でした。
最後にバーの前でガイドさんとはお別れ。色々と解説ありがとうございました。

ゴールドツアーに申し込んだ人はここでさらに4種類のウイスキーをいただける。
バーテンダーさんにお願いしてテイスティングセットを受け取る。

説明の書いてある紙も一緒に。ありがたいね。

1.ローランド (Lowland)からはGlenkinchie 12yo グレンキンチー12年
2.ハイランド (Highland)からはRaasay While We Wait ラッセイ ホワイル ウィー ウェイト
3.スペイサイド (Speyside)からはGlenfiddich 12yo グレンフィディック12年
4.アイラ (Islay)からはPORT CHARLOTTE SCOTTISH BARLEY ポートシャーロット スコティッシュ バーレイ
どれもこれもいいやつばかりで飲んだことないな。3000円ほどのツアーでこんなに飲ませてもらってグラスまでもらえるなんてウイスキー好きには最高の博物館ですね。
一種類づつ飲んでいく。どれもうまいよ。てか思った以上に量があって酔っぱらってしまいもう味がわからないよ。
普通に店で頼んで出てくる一杯の量がストレートで×4だからね…めちゃ酔っぱらってしまいました。
正直全部飲むのは少々きついくらいだった。でも貧乏性なので一時間くらいかけてゆっくり味わいながら美味しくいただきました。最高でした。
ほろ酔いを通り過ぎる程度酔う。いい気分だ。
贅沢な時間だったぜ。
酔い覚ましに街を歩くか。
昼のエディンバラ城。

パフォーマー。

なんか有名らしい犬の像。

ハリポタ作者が小説を書いていたというカフェ。

町中のウイスキーショップで余市発見!北海道の余市に行ったときに飲んだ「余市 ピーティ&ソルティ」が世界で一番うまいウイスキーだと思っているのでぜひ皆様も飲んでみてください。現地で買ってこなかったことを今でも後悔している。

酔いも醒めてきたところで博物館をのぞく。エディンバラの博物館はなんと無料。ロンドンに引き続きありがたいね。

ここにはクローン羊で有名なドリーがいた。

ここにいるとは知らずまさかのご対面だったので感動した。教科書に載ってたなぁ。
歩き疲れたので宿に戻って昼寝。
夜に夕焼けを狙いに行ったが昨日と同じ感じだ…モノクロで誤魔化そう。

まあ天気ばかりはしょうがないがこの丘から夕焼け撮りたかったな。
宿に戻り就寝。記念日に相応しい贅沢な日だった。
ウイスキーにハマったのは22歳くらいの頃だった気がするがそれからずっと飲み続けているので今回ここに来れたことは本当にうれしかった。
本格的な蒸留所巡りはまあそのうち死ぬまでに出来たらいいかな。それまでもう少しウイスキー勉強しとかないと。バーとか通いてえけど金がねえ。
最近はまた少しずつウイスキー集めを再開しているのでそのうち家にあるウイスキーのこととかも書けたらいいなあと思っております。味はたいしてわかっておりませんが。
今後もウイスキーとは良い付き合いを続けていきたいと思います。長々とお付き合いありがとうございました。
2021年1月17日 tomoyoshi fukatsu