恐竜の町へ
2017年1月14日 カナダ・ドラムヘラーより
今日は朝早くのバスでカナディアン・ロッキーの町バンフを離れる。
次の目的地はドラムヘラー。世界的にも有名な恐竜の街だ。カナダを旅する上でかなり楽しみにしていたところでもある。
フリーの朝飯をいただいてチェックアウト。余った卵とハムも焼いたのでなかなか豪華だ。
さよならバンフ…また来るよ。やはりカナダの自然は美しかった。
バスは二時間ほどかけてカルガリーへ。そこで乗り換えまた二時間ほどでドラムヘラーまで向かう。
ドラムヘラーでの一番の目的は「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」だ。
この博物館は世界三大恐竜博物館の一つであり恐竜好きの自分としては是非とも訪れたいと思っていた場所なのだ。
ちなみに残りの二つは日本の福井にある福井県立恐竜博物館と中国の四川省にある自貢恐竜博物館。今調べて知った。福井のあれそうだったのか…一年前くらいに行ったぞ。
人におすすめの博物館を聞かれたら福井のここを一番にあげたいくらいあそこは好きです。日本にいる皆さん是非行ってください。
てか四川に恐竜博物館あったのかー。四川行ったのに知らんかったなあ。まあ四川省の中でもまだ訪れていない都市だったから今度中国行くことがあれば候補にいれたいな。
そしてドラムヘラーでのもう一つの目的地は世界遺産にもなっている州立恐竜自然公園。発掘現場みたいな感じのところかな?世界最大級の恐竜化石層があるのです。
しかしアクセスの方法が全然わからんのですよね。バスとかなさそうだし。調べてもツアーの情報しか出てこない。
なので余裕をもってここでは一泊することにした。田舎すぎて安宿とか見つからなかったがたまには個室でゆっくりもいいじゃないか。
バスは少し遅れたが午後2時ごろにドラムヘラーに到着。
宿で荷物をおいて町を散策へ。
ドラムヘラーひといねぇ…
ゴーストタウンでした。まじ寂れてる。まあシーズンじゃないだけかもだけど…
町中いたるところに恐竜のオブジェ。こういうの大好き。
前に行ったアメリカ・ロズウェルの宇宙人推しもわくわくしたけどここの恐竜推しもいいな。こういう町好きだ。
しかしかわいくないな…
爬虫類の動物園みたいなのがあったのだけど潰れていた。悲しい。
立派な絵もあれば
かわいい絵もあって心温まる。
そしてこの町一番の目玉はこいつ。
くそでかい恐竜。恐竜の模型?としては世界一の大きさらしい。高さ26m。
口に人がすっぽり入るよ。ちなみにここへ上がるには3カナダドルとられる。貧乏なのでスルーした。
こいつの下の建物がツーリストインフォメーションになっているので情報収集する。
まずはロイヤル・ティレル博物館へのアクセスから。
やはりこの時期はバスはないらしい。夏は知らんけど。まあ宿から5㎞くらいだから歩けなくもないか。
そして州立恐竜自然公園。
冬は開いてないって。
まじかー。残念。
しょうがないですね。まあ博物館だけ行ければいいかな。
軽く食材を買って夕方にはホテルへ戻る。
高いだけあってくそ広い部屋だった。キッチンも冷蔵庫もコーヒーメーカーもオーブンも浴槽もついている。贅沢だ。
パスタとワインが余っていたので晩酌を。飲みながら今後の計画を練る。
とりあえずカナダのあとのニューヨークまでの予定はたっているのだけどワシントンに寄るか迷うな。
ここから南米の方へ下っていくのでまずはメキシコのカンクンを目指す。それならワシントンからよりニューヨークからの方が全然安いんですよね。仕方がない、諦めるか。
ワシントンの博物館でゼロ戦が見たかったのだけど行ったり来たりは嫌だしなあ。しかしアメリカ側からの戦争展示って気になるんですよね。
そしていよいよ中南米かー。
キューバはとりあえず行きたいのだけどそっからの移動がまたメンドクサイ。
決まらん決まらん。もうめんどいから保留で。寝ます。おやすみなさい。
2017年1月15日
起きてモーニングコーヒーを。個室まじ楽だわ。優雅な朝。
昼前にチェックアウトを済ませ、大きな荷物は預かってもらいいざ博物館へ。
途中の道にも恐竜恐竜。
看板が見えてきた。
入館料は18カナダドル。日本語の音声ガイドがあったのでこいつも借りた。4カナダドル。
こっからは写真で。テンション上がってめっちゃパシャってた。
まずはアルバートサウルスがお出迎え。ここアルバータ州で発見された小さめのティラノみたいなやつ。イケメン。
潰れた状態の化石。恐竜の展示は綺麗に復元してあるのが多いから新鮮。
「Black beauty」と呼ばれているティラノサウルスの黒い化石。美しすぎた。
作業場みたいなのもあったけど人がいなかった…作業風景をみたかったな。
みんなのアイドル アノマロカリスちゃん。古代からの生物の進化の話も聞けて勉強になったなあ。
ここには古代の種に近い(らしい)ゴキブリを大量に飼っていて余りの量にぞわっとした。左のケースです。右には手のひらサイズのタランチュラが。こっちはかわいい。
小さな植物園もあったよ。トカゲだかイモリだかが住んでるようだったけど見つからなかった…
足がかっちょいい。ヒクイドリとかも恐竜っぽい足してるから好き。
そしてトリケラトプス。背中に乗りたい。こいつを見るといつもマッドサンダー(ZOIDS)を思い出す。
音声ガイド全部聞いてゆっくり写真撮りながら周って三時間ちょいって感じかな。幸せでござんした。
有史以来の歴史をちょいと勉強できた気がする。生物は何回も大量絶滅を繰り返してきたのですな。
旅に出てなかったら多分一生来ないところだっただろう。本当に面白い博物館だった。
博物館をあとにすると周りにちょっとした散歩コースがあったので歩くことにした。
この辺りではグランドキャニオンみたいな地層もみれるらしいので夏のシーズンにまた来たいな。
州立恐竜自然公園と夏のカナディアン・ロッキーもリベンジしたいしカルガリー周辺はレンタカーでも借りてのんびり周りたいぜ。
しかし海外の博物館巡りは面白いな。ここは英語読めなくても日本語の音声ガイドがあったので気楽にまわれてよかった。
ジュラシックパークもっかい見直すか。
2021年3月20日 tomoyoshi fukatsu