いざ喜望峰へ
2017年9月16日 南アフリカ共和国・ケープタウンより
本日はいよいよアフリカ大陸の最南端喜望峰へのツアー日だ。
正確にはアガラス岬というところが最南端のようですがまあいいでしょう。
喜望峰へのアクセスだがツアーかレンタカーくらいでしか行けない。特にバスとかはないんですよね。
人が集まればレンタカーもよかったのだが同じ宿の人たちとも予定が合わなかったのでツアーで行くことにした。
昨日のうちに申し込んでおいたので時間通りに宿の前にピックアップのバンがやってくる。
乗り込むとテンション高いガイドさんと自己紹介。このひと新しい人が乗り込むたびに全員を自己紹介させるので大変だった笑
そしてスペイン語が母国語らしくずーーーっと「トモジョシ」て呼ばれてた笑(スペイン語だとtomoyoshiのYがJの音になる)
そんなこんなで今日の日程とかの説明を受けながら第一の目的地に到着だ。
アフリカというと乾燥した大地が広がっているイメージかも知れないがケープタウンは大都会であり海沿いの緑豊かで美しいところである。
白人の割合もかなり多いしほとんどヨーロッパのようだ。
ここの港では追加料金を払って船に乗りアシカのコロニーを眺める。
興味ない人は払わなくてもいいみたいだけどここまで来たのだから見ておこう。
まあアシカとか世界中で飽きるほど見たけど…と調子に乗る旅人あるある。
船に乗って20分も走るとコロニーに。
なんかめっちゃいる。
なんやかんや見るとテンション上がるものだな。風が強くて船が揺れまくるので飛んでくる海水からカメラを守るのが大変だったが。
でもどっちかっていうとアシカより港で遊んでる子供たちのが気になった。
船で一緒のツアーだったインドネシア人と友達になりこの後はずっと一緒にいた。彼はことあるごとに自撮りを頼みまくってくるのが面白い。
今になって見直すと自分の写真全然ないからもっと自撮りしとけばよかったかなとも思ったけど。
船から降りるときには派手なパフォーマーが。
賑やかでよいね。
お次は喜望峰へ向かいながらドライブ。
途中休憩ではなかなか景色。
そしてついに喜望峰のある公園へ入場。
そしてこのツアー。
アクティビティとしてマウンテンバイクで喜望峰に向かうのです。
正直そんなんいいんだけど…と思っていたのだが安いツアーだとこのプランばっかなんすよね。
ということでヘルメットをしていざ乗車。
スタート直後は下り坂ということもありかなり気持ちいい!
でも途中から向かい風が強すぎてめっちゃ疲れた…とはいえ異国の地でチャリを漕ぐなんてなかなかの経験だ。
インドネシア人の彼と写真を撮りあったりしてた。
数十分も走ると休憩場所へ。
とりあえずここでお昼休憩。
お昼はバイキング。なかなか豪華じゃないか。ガイドさんが手際よく準備してくれる。
一人旅のインド人とブラジル人の方も混ざり四人で食べる。国際色豊か!それぞれの旅の話とか仕事の話とかしました。まあ僕は無職でしたが…
喜望峰の模型もありこんな感じ。
ここにはダチョウもおった。
食後は再びチャリを走らせ喜望峰を目指す。
そしてついにちょい手前の海岸へ到着!
しっかし風が強すぎて景色を楽しめんかったな…写真で見ると綺麗なんだけどね。ほんと吹っ飛ばされそうなほどの風だった。
お次はここからケープポイントという灯台を目指す。
上り坂なので結構ハード。
灯台と看板がいい感じ。
景色も綺麗!
その後はついに喜望峰へ向かう。
海岸沿いを歩いていくのだがとにかく風が強すぎる…
ここも立ってられないほどだ。喜望峰は風が強いことで有名みたいですね。
そしてついに見えてきたぞ。車がいっぱい停まっている場所がそうです。
ああここまで来るのは長かったなあ…
モロッコから始まったアフリカ旅もエジプトへ飛んでからはただひたすらにバスと電車を乗り継いで陸路。
スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカと…
二か月ちょいか。結構巻いたほうだと思う。お金があればもっとゆっくりいろいろ見たかったんですよ…旅の終盤てやつはとにかくお金との戦いだ…
しかし陸路で下ってきたよかったと本当に思う。少しずつ変わっていく文化や自然や人種が面白かった。
心地よい達成感に浸りながら記念に一枚。
まあぶっちゃけ写真の順番待ちがあったのでそんなには浸れなかったけど笑
とりあえずこれで目的だったアフリカ縦断は達成だ!無事にここまでこれて本当に良かった。
アメリカと南米も縦断してヨーロッパも横断したしあとはシルクロードと中央アジアも攻めたいものですな。
喜望峰を終え本日最後の目的地であるペンギンのコロニーへ向かう。
かわいいやつらがいっぱいいた。
ここのはケープペンギンてやつかな?ペンギンはどいつもこいつも可愛いから困るぜ。
ペンギンはどの種類もかわいいがキングペンギンの雛を一度は見てみたいなあ。でかいたわしみたいなやつ。
こいつふてぶてしくて好き。
ということでなかなか充実したツアーでした。思ったより体力的に疲れたけど笑
宿に戻ってシャワーを浴びてさっぱり。
宿ではみんなでワインを飲んだ。自分が今日でケープタウン最終日ということもありなんとここで知り合った方がワインを買ってきてくれた!
しかも自分が爬虫類好きだからとのことでトカゲのやつ。なんてかわいいジャケットだ…
こういう旅先で出会った人と酒を飲むというのもよいものですね。
喜望峰は子供のころ地図帳を眺めているときから名前だけは知っていた。
なんかあそこだけ漢字で書いてあるから妙に印象に残っていたんですよね。
そこへ行ってしまったとはねえ。これからは世界地図を眺めるたびににやにや出来るわけだ。
コロナが落ち着いたらまたどっか遠くへ行きたいもんだ。
2021年1月31日 tomoyoshi fukatsu