マチュピチュ遺跡へ

2017年2月20日 ペルー・マチュピチュ村より

昨日の夜にペルーレイルという高級電車に乗ってやってきたマチュピチュ村。

そして今日はいよいよマチュピチュ遺跡へ向かう日だ。

荷物をまとめてチェックアウトしてからとりあえず朝飯と昼飯の調達へ。

マチュピチュ村は物価が高い。街中のレストランで優雅に朝飯なんて無理なのでちっこい市場でパンとかリンゴを買い込む。

その後遺跡へのバスチケットを買いに行く。

こいつも12ドルとなかなかのお値段。まあ遺跡までは歩いてもいけるのだけど結構きついから…

既に予約済みのワイナピチュ(マチュピチュ遺跡にある山)への登山チケットだが入場の時間が決まっている。我らは10時から11時の間に入口に向かわなくてはならない。

村からのバスは10分おきとかに出てたから時間とかは考えなくても余裕でした。

適当に来たバスに乗り込んで10㎞程の道のりをグネグネと登っていく。

そしてついに遺跡の入口に到着!

印刷しておいたチケットを見せいざ入場。ついにマチュピチュまで来てしまったか…

入ってすぐになかなかの景色。

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ここでゆっくりしたいところだが時間もないので奥のワイナピチュ入口へ向かう。

リャマがいっぱいいたよ。

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少し歩いて入口に到着。

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そこからはひたすらに登山。

天辺目指して2時間以上登り続ける。

クスコより標高が低いとはいえ2500mほどはあるので息がきれるきれる。

そしてこんな崖みたいな道。

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雨が降っていたら無理でしょ。

というか昨日は天気悪かったしこの次の日も天気が悪かったのでなんだかんだと完璧なタイミングでマチュピチュに来れた。やはり晴れ男(自称)は違う。

マチュピチュには日本人がたくさんいた。今はどうだか知らないけど日本人に人気の絶景ランキングでずっと1位だったらしいですね。

おばちゃんとかが大声で呼び合ってるのがおもしろかったよ。日本の山にいるようだ。

途中の展望台のようなところからは遺跡の全景が。

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面白い形してますね。

そこから最後の石段を這い上がって…

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山頂に到着!

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みんな記念撮影していた。

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お昼を頬張っていたらかわいい鳥が来た。

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少しまったりしたところで下る。

下りもハードだったので足はもうブルブル。膝が大爆笑。

何とか下り終えて次は遺跡を見て回る。

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このぴっちりした石とかすげー。

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よく見るあの景色を求めて歩き回るが一方通行な道が多いために同じところをぐるぐると…精神的に疲れるぜ。

警備員みたいな人が笛をピッピ鳴らしてきてなかなかの厳しさだった。逆走禁止です。

歩き回ってやっと到着!

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この景色が見たかったのだ…教科書にのってるやつだ。

本とかで馴染みのある光景に自分が立っているっていうのは不思議な感覚。当たり前だけど本当に存在しているんだなって思った。

あまり知られていない景色を訪れるのもいいけど、こういう王道を訪れるのはやっぱ外せないよね。

疲れと満足感に包まれながら村まで帰る。

歩いて。

だってバス高いんだもの。12ドルもあればうまいもの食えるし。

帰りはグネグネの山道を4㎞程歩く。帰り道にはなぜか日本語が。

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疲れた足には超ハードでした。

友人と一緒だったのでしりとりしたり写真を撮ったりしながら。一人だったら心が折れてそう。

疲れからくるポーズ。

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へとへとになって村に到着。

昨日の水シャワーに嫌気が指していたので今日は宿を変える。預けていた荷物を受け取り移動。

チェックインを済ませシャワーを浴びる。今度はお湯がでたよ。こんな疲れているのに水シャワーとかちょいときついよ。

一息ついたところで夕飯を食いに街へ繰り出す。

アジア料理が恋しかったので中華料理屋みたいなところでチャーハンとスープを。

ここはめっちゃうまかった。疲れた体に染みる…

だがビールを頼んだのになぜか忘れ去られた。

酒を飲もうと二軒目へ。

カクテルを2杯にピザとパンケーキ。流石に食いすぎだ。動けないぞ。

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この店ではご飯を食べていたらミュージシャンが入ってきて生演奏してくれた。

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各テーブルにむかって「どこから来たんだい?」って聞いてくるから。

「ジャパーーーン!」って叫ぶのが楽し恥ずかしでした。

うまい料理とうまい酒を飲んで帰宅。疲れたけど満足な一日だった。

2月21日

今日はクスコまで戻る日。

とりあえずフリーの朝飯を大量にいただく。貧乏くさい我らはパンをこっそり持っていこうとしたら袋までくれた。すみません…

行きはペルーレイルなんて豪華列車を使ってしまったので帰りは安く済ますために歩くことに。

マチュピチュ村クスコ間での一番安い移動方法は

・村から水力発電所まで線路沿いを10㎞程歩く

・水力発電所で乗り合いバスに乗りクスコまで

という通称スタンドバイミーコースと呼ばれる方法。

お金のない我々はもとよりこの方法で帰る予定だったのだけど一つ心配事が。

この日は雨。

雨の中10㎞歩くのか…とテンション下がったがお金は大事なので覚悟を決めました。

荷物をまとめて宿を出る。さよならマチュピチュ村よ。

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線路沿いを歩き出すと列車がそばを通りかかる。これも面白いな。

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友人と適当に話をしながらひたすらに歩く。

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10㎞は長い…濡れるし。

やっとゴールが近くなってきた。そして売店に乗り合いバスのチケットが売っているではないか。

何も考えずに購入してそこからまた1㎞程歩いてやっと水力発電所に到着!

バスの運ちゃんに値段を聞いてみるとこの運ちゃんから直接買った方が安い…一人300円くらい違う。

ええ

ダッシュで1㎞戻ってキャンセルしましたよ。

だって600円もあればなんか食えるし。

疲れた体に往復2㎞は効いたが仕方がない。

戻ってきたらみんながバスに乗り始めている。

慌ててさっきの運ちゃんを探し無事乗り込む。

そしてクスコまで6時間のドライブ。

道はガタガタで席も狭いのでかなりきつかった。休憩もないし。

しかし何よりもきついのは

となりの兄ちゃんの息が臭かったことだ。

自分は普段車酔いしないのだがこの臭さにやられてかなり気持ち悪くなった。だいぶグロッキーだった。

地獄のバスを乗り切り夜になんとかクスコへ到着。

お腹もすいたのでとりあえず屋台で串とか食う。美味。

その後お店でスープを飲む。

しかしここで食べている途中に謎の腹痛に襲われる…

料理も完食できなかったが仕方なくタクシーをよんでホテルまで。

とても疲れていたのでさっさと部屋へ向かう。

やっとひと息つけるぜ…

………ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン………。

ハエが現れた。

それも1匹や2匹ではない。5匹以上いる。しかもでかい。うるさい。

かなりイライラしたので殺しまくる。やつらは速いので苦労した。

1時間くらい格闘して7匹くらい殺し一息つく。

………ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン………。

また現れた。

それも1匹や2匹ではない。5匹以上いる。しかもでかい。うるさい。

無限に出てくるんだけど。なにが………ブウウーーーーーーンンンーーーーーーンンンン………。だ。ドグラ・マグラか。

ここで寝るのは無理ってことで部屋を変えてもらう。宿のおっちゃんは「殺虫剤まいとくから明日には大丈夫だよ!」と言っていた。いやもう部屋移動するのめんどいんだけど…

そして変えてもらった部屋は水シャワーだった。

…もうなにも言うまい。

疲れたので就寝。長い一日だった。

ということでマチュピチュ遺跡の記録でした。

当時が懐かしい。結局次の日もハエだらけでホテル変えた記憶がある笑

そのうちまたブラブラと旅行に行きたい今日この頃です。

2021年4月12日 tomoyoshi fukatsu

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